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伊豆パノラマライド(スターシステム・チャレンジカップCEI2*)2015年3月の報告 ――じゃじゃ馬が名馬に化けた!? |
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2015年3月6日(金)〜7日(土) 静岡県国立公園高室山伊豆ホース・カントリー一帯特設コース(アラビアン・ホース・ランチ)
あいにくの雨模様。防寒着の上に雨合羽を着込んだライダーが順次スタートを切っていく。CEI2*120km参加の6人馬、JEF公認80km競技参加の3人馬、60kmトレーニング・ライド参加の4人馬、40km参加の7人馬、20km参加の3人馬で合計23人馬参加と盛況だ。
雪を予感させる寒さの中、雨によるぬかるみが足場を悪くし、走行に注意が必要だ。かなりスピードを出して山崎・ムーンライト号組を引っ張って走行していた佐々木・ディアゴ号組の跛行失権は天候と足周りが理由といえよう。牽引されたムーンライト号はその後も順調な走行を展開し、初めての120kmとは思えない余裕の走行、平均時速13.7kmで優勝、BC賞受賞に輝いた。このムーンライト号は、5歳まで全く未調教の馬で危険極まりなかった。初期の馴致とトレーニングを担当し、ムーンライト号と20kmライドに参加したベテラン・ライダーは、本気で遺書を書いた。次にトレーニングと大会参加を担当したもう一人のトレーナーの足は疲労骨折となり、今回は別のライダーで参加することになった。―――といった背景での120km初チャレンジでの偉業達成だ。じゃじゃ馬が名馬に化けた?!
一方、2*に久しぶりに参加の谷・勝太郎号組はゆとりの走行で平均時速11.3km、2位。続いて遠藤・ケー・スター号組は、特殊なブーツをはいて走行していたケー・スター号はこのぬかるみ道では走行が無理となり、急遽第1レグ途中のウォーターポイントで4脚を装蹄し、第1レグは時速9.3kmと出遅れたが、最終的に平均時速11kmと見事なリカバリーで3位となった。人馬ともに、120km走行が初めての山田・シスコ号組は、平均時速10.9kmとうれしい見事な完走だ。
80km競技参加の3人馬は、1人馬が跛行失権、もう1人馬は棄権、残った水野・若葉号(ドサンコ・ポニー)の1人馬が懸命に走行。カットオフタイムのわずか2分24秒前に何とかゴールし、力を振り絞った若葉号の走行に多くの観衆から激励と歓声が上がった。
60kmに参加の三木・スイングメゾンブランシュ号(アラブ)組は順調な走行で、平均走行時速11.7kmで完走、続いて永島・ルイサンAHR(アラブ)号組、岡畠コリン号(ドサンコ・ポニー)組、小野・ティッカーテープ号(アラブ)組も完走で参加全頭完走。
同じく40kmは、佐藤・ゾルタン号(アラブ)組、中村・立春号(ドサンコ・ポニー)組の2組は平均時速11.7kmで完走、匿名さん・トモエ号(ドサンコ・ポニー)組、中条・ラーング・ヤノス号(ハーフ・シャギャ、スタリオン)、西野・鈴のハヤブサ号組、天羽・ムーラン号組、三木・マリンボーイ号組の7人馬が完走。
20kmに参加の宗形・イチロー号組、名倉・ブレーブキッド号組、木本・ユルリ号組の3人馬が完走。なんとトレーニング・ライド参加の17人馬完走の結果は、幸先がいい。
伊豆パノラマライド3月大会結果表
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