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9月の大会とはいえ、残暑とはとても言えない真夏のような暑さと湿度の中、人馬にとっては、過酷な大会であった。
80km JEF公認の参加人馬10組は、1組がライダー・オプションで棄権したが、残りはそれぞれのペース・実力に見合った落ち着いた走行で、完走を果たした。終始先頭を走っていた遠藤・ポニーボーイ号と佐々木・花子号は、最終レグのゴール間近残り50メートルから2頭で駆け足となり、僅差で佐々木・花子号の勝利となった。この2頭の平均時速は12km。典型的な山岳コースとしては、見事な記録だ。今回は、安本獣医長の事前の提案で、ゴール間近での接戦の場合、順位決定はゴール線への脚の入った速さで決定するとの指針が明示されていたため、この結果となった。BC賞については、事前にBC賞の決定には血液検査の結果を導入することになっていた。その血液検査の結果、差はわずかなものであったが、花子号のほうがよい状態であり、花子号に決定した。この血液検査結果を導入する手法は、海外の大会でも例がなく、画期的な事例となるだろう。
60kmのトレーニング・ライドは2人馬参加、2人馬とも完走。40kmは6人馬参加、2人馬は跛行失権となってしまった。トレーニング・ライドでは、走行はゆっくりと安定した速度で進め、馬の脚・心拍の負担にならないような走行方法を会得することが、トレーニング・ライド参加のライダーの最大の目的であることを実感する結果であった。
9月定例会の結果表 |
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