大会はゴール地点から別道を辿ってノー・ハンズ・ブリッジでトレイルに合流するルートからスタート。今年の画期的な出来事としては、アメリカ川横断(リバー・クロッシング)が朝のうちになるので、写真があることです。
蓮見の川渡りの写真(写真3の1〜6)と北池の川渡りの写真(写真4の1〜6)です。どちらもプロのカメラマンが撮影したものです。比較してわかるのは、北池の渡った地点のほうが深いようで、馬の胸あたりまで水に浸かっています。夜は、渡るべき地点にロープにつけたグロースティックが光っているようですが、朝のうちは目印がないので、北池さんはより深い地点で川渡りをしてしまったようです。
川渡りを終えて二人とも元気な様子で、フォレスト・ヒルに向かって進んでゆきます。(写真5と写真6)。
一方フォレスト・ヒルでは従来どおり白板に進行状況が掲示されています。(写真7)これによると、蓮見は9位でフォレスト・ヒルに入ってくるようです。トップから蓮見までの入ってくる状況をビデオでご覧ください。(動画1)この後、蓮見の騎乗した馬ラッキーの心拍の落ち方が極端に悪く、蓮見は困惑してしまいます。クルーイングの仕方も馬のオーナーと意見が合わず、結果的に9位だった順位が強制休止時間後に出発したときの順位が15位と我々では考えられない結果になってしまいました。今までは、10位で入ってきても、クルーイングの手際のよさで7位くらいまで順位を上げてきたにもかかわらず、こうした結果です。ここで蓮見は、ベスト5に入ろうとの考え方を変えて、完走に照準を当てる、ことに方針を転換しました。
フォレスト・ヒルでは、獣医検査を受ける馬が多すぎ、大混乱となっていました。その様子はビデオでごらんいただけます。(動画2)獣医さんが照月湖の大会でもおなじみのトムリンソン獣医です。茶目っ気たっぷりの彼が“OK, you must go!”と言ってくれたのが印象的な言葉でした。