ナショナルJOBA Ride 照月湖CEI 160kmエンデュランス馬術大会
■トピックス
20150701
照月湖エンデュランス馬術大会2015年6月/山菜摘みライドの報告
Date:2015年6月13日(土)〜14日(日)
Place:群馬県長野原町北軽井沢照月湖一帯特設コース(アラビアン・ホース・ランチ)
主催: 照月湖エンデュランス馬術大会実行委員会


午前5時JEF競技80km出場6人馬がスタート、トレーニングライドの60km、40km、20km参加、合計12人馬が元気に出走していった。

コースは照月湖一帯特設コース、伊豆パノラマコースに比べて、格段にタフなコースだ。大会コースの一部として利用される、照月湖アラビアン・ホース・ランチの場内林間コースは、照月湖を源流とする熊川支流と熊川本流沿いに設けられている。大部分は谷の斜面を利用したトレイルで、幅員は2m以下の箇所が多く、斜度の大きなアップダウンと大小の急カーブが連続する。数回の川渡りを含め一部は河床を走行する非常にテクニカルなコースだ。また、南木山へのコースは、熊川沿いの林道をへて、南木山の尾根筋まで一気に300m以上を上り、万騎峠へと走行するハードなコースだ。馬の心肺への負荷が非常に大きいだけでなく、トレイルに角のある石が多いため挫石のリスクも高い。時速10kmの走行はとても難しいコース設計となっている。

それでも、80km競技の第1レグは全頭時速11.5km以上で獣医検査をパス。参加馬の中で唯一のドサンコ・ポニー種である岡畠・グレース号が健闘している。第2レグは時速11.4kmでゴールした3人馬(小野・ケースター号組、篠崎・ディアゴ号組、西垣・ルイサンAHR号)のうち惜しくも1人馬が跛行失権。残る永島・シスコ号組、中条・サントスAHR号組、岡畠・グレース号組の3人馬は、時速10km台までペースを落とし、無事に3人馬とも第2レグをクリアー。さて、残る第3レグの攻略は、時間的に18分以上先行している西垣・ルイサンAHR号組と篠崎・ディアゴ号組は完走目的に絞り、かなりペースダウンをする。一方差をつけられた3人馬は追い込み体勢に入り、なんと1位篠崎・ディアゴ号組、残る2位、3位、4位同着で西垣・ルイサンAHR号組、永島・シスコ号組、中条・サントスAHR号組の結果となった。1位から4位の平均走行時速10.4kmであった。5位には岡畠・グレース号組が80km走行平均時速9.8kmで完走した。この後のBC賞の発表が驚くべき結果であった。グレース号は前進気勢の塊と言われているのだが、BC賞は5位のグレース号に決まった。

40kmは、2011年誕生の若駒騎乗の宮沢・信濃清龍号組と七野・エースター号組の2人馬と北村・アンジェラ・アラビアン号組の3人馬。七野・エースター号組が平均走行時速10.5kmで完走。20kmは都築・姫桜号組と吉田・チェリー号組が揃って時速7.6kmで完走。


6月大会(山菜摘みライド)結果表


80km優勝のディアゴ号騎乗の篠崎ライダー 右から3位シスコ号騎乗の永島ライダー、2位ルイサンAHR号騎乗の西垣ライダー、4位サントスAHR号騎乗の中条ライダー BC賞受賞のグレース号騎乗の岡畠ライダー
<拡大> <拡大> <拡大>

Copyright (C) Arabian Horse Ranch Inc. All Right Reserved.