ナショナルJOBA Ride 照月湖CEI 160kmエンデュランス馬術大会
■トピックス
20090710
照月湖CEI2☆、1☆エンデュランス馬術大会2009年7月
Date:2009年7月4(土)〜5日(日)
Place:群馬県長野原町北軽井沢照月湖一帯特設コース(アラビアン・ホース・ランチ)
主催: 照月湖エンデュランス馬術大会実行委員会

4日午後5時日本初のナイトライド(蛍の夕べ)で、CEI1☆(80km)3組、2☆(120km)8組参加の11組の人馬がスタートした。そろそろ蛍が見えてくるかなといった夕暮れの雰囲気の中、落ち着いたスタートだ。その後30分もすると雨が降りだし、雨脚が強くなり雷が鳴り出した。第一レグは30kmコースのため、スタート地点に戻ってくる予想時間は午後7時20分頃だった。この雨の涼しさの影響か、120km組は4組が2時間10分台でインタイムとなった。速いスピードだ。時速13km以上をキープしている。
結果は120km8組中、1組失権、7組完走という素晴らしい結果だった。この中で、夜間走行を初めて経験する4人のライダーがいたのに、この完走率は見事である。これで、9月に予定されている160kmライドも期待できる。
一方、80kmの3組は、安定した走行で100%完走した。

蛍の夕べと銘打って開催されたが、雨の中ライダーの多くは蛍鑑賞をする余裕もなかったようだが、自身のヘッドランプを消して蛍を眺めるといった余裕を示したライダーがいたとの報告を受け、大会主催者としては嬉しかった。
ナイト・ライドで時間的に余裕があるため、海外からおいでの役員・獣医の方々は、馬房を見て回り、クルーの仕方、給餌などいろいろと質問をして回っていた。特に、AHRの馬房の周りでは、質問も多く、何故、これだけ多くの数の馬が体調を好調に維持し、状態の良い馬が多いのかが質問の焦点だった。表彰式も終わった後、軽食を取りながら、獣医医団長のジム・ボールドウインさんは、これだけの頭数の馬の状態をよくキープできているのは驚異的である、と感心されていたのが印象的である。これは、計画的なトレーニングプラン、馬の体調を見ながら逐次変更していく給餌プランの成果だろう。
スタート直後に雨が降り、しかもナイト・ライドといった悪条件が、ライダー達に馬の足元に注意を払わせる結果になったのだろう、何の事故もなく、無事に大会は終了した。午前11時半には表彰式が行われた。
120kmの優勝のギィタップ号が同時にBC賞も受賞。80kmの優勝はヤノス号。遠路遥々北海道から参加したショー号がBC賞に輝いた。CEI参加組数は11組で完走10組、完走率91%の高さは、世界中のナイト・ライド実施例の中でも際立った完走率の高さを示しているとの嬉しいご指摘を受けた。
20kmから60kmのトレーニング・ライドの参加頭数は14組、残念ながら40kmで2組がタイムアウトと失権だったが、ほかは全て完走という成果であった。



120kmCEI2*優勝の佐々木保ライダー、実行委員長の廣瀬博昭氏、審判長のマイク・トムリンソンさんと獣医団長のジム・ボールドウイン獣医師 120km優勝とBC賞のギィタップ号騎乗の佐々木保ライダー 80km優勝の三橋文男ライダーと大会役員
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80kmBC賞のショー号騎乗の本田正則ライダー 蛍が飛び交うナイト・ライド風景
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