■トピックス
2008年09月18日
大成功のCEI2☆80km、1☆60km照月湖エンデュランス馬術大会
Date:2008年9月12日(金)〜13日(土)
気温摂氏13度、湿度67%、馬にとっての不快指数100に比較的近い数値ではあるが、曇っていて、一日中この気候が持続したので、絶好のエンデュランス日和となった。2010年に開催予定の世界選手権WEGケンタッキーの大会への参加資格を日本の人馬が日本で取得できるようにとの目的で開催されたFEI公認CEI2☆80km、1☆60kmの大会開催は、80km、60kmの一般参加の選手も含めて、80km競技は、CEI2☆参加者が9名、全体で80km競技の参加者は13名という盛況であった。又、CEI1☆60km参加者は1名だが、60km参加者総数は、合計9名であった。
又、トレーニング・ライドの40km参加者数は4名、内3名が完走、20km参加者数は7名で、全員完走であった。
FEI公認競技であるため、海外から役員5名に参加いただいた。審判長がマイク・トムリンソン氏、技術代表がダイナ・ロジェク夫人と両名昨年6月の大会と同じメンバーだ。チーフ・スチュワードは、昨年のベッキー・ハートさんが今年の米国の世界選手権チームの監督になられたため、今年は欠場、代わって、テレサ・クロスさんである。獣医団長が今年マレーシア世界選手権の獣医団のメンバーでもあるディーン・フレイジャー獣医、海外獣医がレイ・ランドール獣医である。さらに、日本の獣医、審判、スチュワードと多くの役員の方々も参加いただいて、活発な意見交換が行われた。
さて、最大の関心事のCEI2☆80km競技の結果は、6人馬完走という見事な結果であった。JEF公認の80km競技では、1位の井下香苗・ティッカーテープ号がCEI2☆の1位(佐々木保・ギィタップ号)、2位(西山千香子・マキナ号)と同タイムの5時間50分58秒という見事な成績であった。また、JEF公認の2位の村井幸子・アイマ号は、全体では6位という好成績であった。CEI2☆5位の佐々木彩妃・バンディット号はジュニアー・ライダーであり、CEI2☆6位の北池・ジュニアー号コンビは6歳の牡馬の80km初挑戦完走という結果であった。獣医団長のディーン獣医から、表彰式で、「参加人馬のレベルが大変高く、マナーもよい。」と、素晴らしい評価をいただいた。
CEI2☆80kmの1位は昨年6月のCEI3☆160kmの優勝に続いて、佐々木選手とギィタップ号のコンビであった。この人馬が、ベスコン3位であり、ベスコン2位が、CEI2☆3位の廣瀬博昭・カリーム号の人馬、ベスコン1位はCEI2☆4位の遠藤乃里子・ポニーボーイのコンビであった。CEI2☆参加の3人馬は、残念ながら、1組が棄権、2組が失権という結果であった。JEF公認80km競技は4人馬参加、4人馬完走という見事な結果であった。島田・チキータ号はカットオフ・タイムをわずか1分残しての完走は感動的であった。
CEI1☆60km競技のたった1人馬参加の中澤慶夫・バラーク号コンビは4時間31分という見事な成績で、優勝・ベスコン賞であった。JEF公認60km競技は、照月湖定例会初参加の増井光子・マーティス号のコンビが見事に優勝・ベスコン賞に輝いた。60km競技に参加した北海道純血和種ムーン号、モモ号は海外の役員の方々に多くの強い印象を与えたようだ。JEF公認60km競技8人馬参加のうち6人馬が完走という素晴らしい結果であった。
2008年9月照月湖大会結果表
優勝賞品の最新型JOBAに騎乗するCEI2☆優勝の佐々木選手。©坂本愛
CEI2☆ベスコン賞の遠藤選手と獣医団長のディーン・フレイジャー獣医。©坂本愛
JEF80km優勝とベスコン賞の井下選手。©坂本愛
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CEI1☆優勝とベスコン賞の中澤選手と獣医団長のディーン・フレイジャー獣医。©坂本愛
JEF60km優勝とベスコン賞の増井選手。©坂本愛
ご協力いただいた役員の方々。©マイク・トムリンソン
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