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2012年10月26日 |
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アラビアン・ホース・ランチでは、本年11月に開催するFEI公認3*世界選手権チャレンジカップで、コース監視員の役割を実施要綱に定め、正確な進行方向や周回数を参加者全員に公平に伝えることにいたします。
現在、日馬連では、エンデュランス競技のスチュワード、審判員の講習の際に、
「FEI エンデュランス競技会規定 第7版」の中にある 807.7.2 コースのいかなる場所であれ、指定された場所以外で援助すること。 807.7.3 コースのいかなる場所であれ、権限のない人物から援助を受けること。 以上の項目により、コース監視員は選手に対して援助とみなされる行為、コース説明や走行状況説明などは行ってはいけない、と講習で指導していると聞いています。
しかし、この規定の直前には
807.6.4 その他の「許可される援助」については、Endurance Notes for Guidanceを参照のこと。実施要綱は、その競技会に限定されたものである。
とあります。 Endurance Notes for Guidanceに中には、
第807条第6.4項 許可される援助 • この援助については、FEIが承認した実施要綱で詳述される。
とあります。 実施要綱は各競技会でOCが取り決め、役員・ライダー・参加者全員に公表することが必要であろうと考えられます。
この点に関して問い合わせたFEIの公式スチュワードによれば、 OCが競技中にライダーにコースについて、進行方向をアシストする点を参加者全員にフェアな形でおこなうとの方針を決めれば、問題ないとのことです。また、伊豆のような周回コースについても、OCが、周回数をライダーに何かしらの形で伝えるアシストを行うことを表明し、参加者全員にフェアな形で行うとの方針を決めれば、問題ないとの見解です。
正確な進行方向や周回数を参加者全員に公平に伝えるためには、コース監視員(Trail Steward)への連絡や指示をOCが徹底し、間違いや混乱を避ける必要があります。例え間違ったとしても、それは意図的ではなく、最終的には、ライダーの責任範囲であることを、事前に、参加者に理解させておくことが必要である、とのことでした。
以上からわかることは、日馬連は責任を持って、今後の講習会参加者、過去の参加者全員に今までの講習の誤謬を伝え、今後は、各競技会のOCの実施要綱によって、許可される援助が変わってくることを明確にするべきです。今までの講習の姿勢は、ライダーへの負担が大きく、さらに馬のウエルフェアーを守るための阻害要因でしかありません。 日馬連の講習を行った講師の方々は、日馬連主催の講習会での講習内容の誤謬を直ちに正し、正式に見解を公表し、過去の参加者全員に新しい見解の通知を速やかに実行することをお勧めいたします。
アラビアン・ホース・ランチ副代表 蓮見 明美
追記:アラビアン・ホース・ランチでは、本年11月に開催するFEI公認3*世界選手権チャレンジカップで、コース監視員の役割を実施要綱に定め、正確な進行方向や周回数を参加者全員に公平に伝えることにいたします。
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