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2012年06月09日 |
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ピピカの出産と経過報告
大会の日程は、満月に合わせてデーターで降雨の少ないに日に設定していますから、こういうことが起こりえるのも当然です。大会当日とか、前日の出産例は、これで2例目です。
初産にもかかわらず、若いせいか、自力で出産し、安産でした。仔馬つきの母馬の馬房に3組並んでいる姿は、壮観です。後ほど、動画ブログをアップいたします。 現在は、多くの馬が、大会開催中ですから照月湖周りを快調に走っています。
6月1日(金) 日中に乳房が張っており、白い乳が垂れているとの嶋田からの報告がある。 夕方の体温は37.5度で、低めになっている。 馬房に寝ワラを敷いて、夜の出産に備える。 20:30 ピピカは馬房でボーッとした感じで少しだるそうな気配がある。 夜飼いを残し食欲も落ちている。 20:45 馬房の中をゆっくり動き回り、落ち着かない様子になる。 20:50 前がきをして寝たり起きたりを数回繰り返し陣痛が始まる。 発汗や激しい動きはない。 20:56 ピピカは横になった状態で何度か力み、羊膜に包まれた状態で子馬の肢が出てくる。 ゆっくりなペースで何度か力むが、肢が少し出たところから進みが遅い。 ピピカはその後も休憩しながらゆっくり力む。 (グレースの時は数回一気に力み、子馬が出るのが早かった。) 子馬の鼻先が見えてくるが、出かかったり引っ込んだり、ピピカも休憩したりして進みが遅い。 引っ張って手伝った方が、母馬が楽になると判断し、子馬の肢を引っ張ることにする。 陣痛(ピピカの力み)に合わせて少しずつ引っ張ると、じわりじわりと子馬が順調に出てくる。 マキナの時は陣痛(マキナの力み)が弱く、引っ張っても固くてなかなか出てこなかったが、今回はスムーズだった。 21:07 後肢を少し残し、子馬の体が殆ど外へ出る。 ピピカは横になっている。この状態であとは自然に任せる。 グレースの時と同じように、ピピカは4〜5分ほど横になって子馬を見ながらも休んでいる。子馬は前半分は羊膜から出て体を動かしている。 そのうちピピカは立ち上がり、その勢いでへその緒も自然に切れる。 立ち上がったピピカはすぐに子馬を舐め始める。 子馬は元気でよく動き、立ち上がろうと頑張る。 ピピカの後産もすぐに落ちる(ドサッとまとまって大量に落ちた感じ)。 21:50 子馬は自力で立ち上がる。元気な男の子。 22:36 子馬は自力で初乳にたどり着く。 ピピカは嫌がる様子もなく、じっと乳を飲ませている。 1:47 子馬の胎便が少量出る。 2:00 子馬のボロが少量出る。 3:18 子馬の3回目のボロを確認(胎便はしっかり出たと判断)。 *子馬は生まれてから1時間30分ほどで、自力で初乳までたどり着きました。 初乳を飲んだことを確認した後は、朝まで交替で(三橋、小森、嶋田)見守りましたが、乳をよく飲み元気で、横になって寝ることもでき、問題ありませんでした。 引っ張って早く出した以外は、手助けを必要としない順調な出産でした。 大会前夜ということで、宿泊のライダーやクルーが多数見学する中での出産となりましたが、 ピピカは気にする様子はなく(ストレスになる様子はなく)、出産中は子馬に集中していました。 出産前と出産後は、ピピカは時々人に甘えたりして 『 私、頑張ってるでしょ。褒めて〜。』とでも言っているようでした。 |
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