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20120526
牧場から
アラビアン・ホース・ランチは出産ラッシュです――ララが25日、男の子を出産

5月13日のマキナの出産を報告しましたが、
5月25日、伊豆・高室山で与那国馬のララが男の子を出産。なんと伊豆生まれのファインがパパになりました。あのやんちゃ坊主がパパ?感慨ひとしおです。
エンデュランスニュースの下にあるブログコーナーで写真をごらんいただけます。今、高室山を訪問すると、こんなに可愛い赤ちゃんを見ることが出来ます。ぜひ、伊豆でも、照月湖でも訪問ください。運がよければ、出産に立ち会うことが出来ます。

今月中にグレースが、出産予定です。もともとの予定日は、マキナと一緒ですから、ちょっと遅れています。ドサンコ・ポニーのグレースとアラブ種のジュニアーとの子供です。
そして6月には葦毛の美馬ピピカとケースターの子供が出産予定、
そして伊豆では、肝っ玉母馬ファーファーとレインのコンビが伊豆で4頭目の出産予定です。


下記に添付しましたのが、出産の兆候を感知し、泊り込んで出産に立ち会った高橋の報告です。ご一読ください。

24日、夕方6時30分頃体温を測ったら毎日38度くらいなのが、37.6に下がり、乳は硬くてパンパンに張っていて、絞ると白っぽい乳がシュッシュツっと出る状態だった。

夜中、11時を過ぎても食欲はあり比較的ずっと食べていたが11時40分頃から前がきをはじめ、その後0:00位まで寝たり起きたりを繰り返していた。
そして0:10破水、0:13には羊膜に包まれた前足が見えてきた。
それから陣痛に合わせて何度もいきむが、25分ほど両前脚・顔が何度も出たり入ったりしていてララも苦しそうだったので、北池さんの指示をあおぎ、羊膜の上から2回ほど脚を引っ張りました。
肩まで出たのでその後はララにまかせると、すんなり後ろ飛節以下を産道に残した状態まで進み、そこでいったんララも一息ついた様子でした。
子馬は外で動き始めていたが、ララは疲れてじっと座っていて、子馬は羊膜で顔が覆われ呼吸がしづらい状態だったので、羊膜から顔を出してあげました。
数分後ララが立ち上がり、それと同時に胎盤も排出されました。

その後ララは自ら子馬を舐め始め、へその緒は子馬が立とうともがいている内に自然に切れました。
30分ほどで立ち上がり、ララの周りをぐるぐる回ってお乳を探していましたがなかなか吸えず
疲れて座ってしまったり、また起き上がったりして頑張っていましたが
2時間経過し、しっかり吸えている様子がみられなかったので
お乳を搾り注射器シリンジにて20mlほど飲ませました。
すると立ち上がってすごい勢いで吸い始めたので、後はそのまま様子観察。
ララは痛がって時々鳴き声をあげていましたが、じっと我慢してお乳をあげていました。
4時半の時点でうんちも確認、ララは青草をよく食べ乳もよく出ており、
子馬も寝たり、起きて乳を飲んだりを繰り返し、時折飛び跳ねたりして母子共にとっても元気です。

おそらく人が手を出さなくても自力で産めたんではないかと思いますが、
結果何事もなく無事に元気な赤ちゃんが産まれてよかったです。
しばらく母子共に様子観察を続けます。



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