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アラビアンホースたちの横顔
アイディール Rushcreek Ideal
馬運車から降り立つアイディール
調馬索風景
一見、大人しそうに見えるが…。
2006年3月、到着時に予定していた日本名を変えた馬だ。アメリカでの登録名はRushcreek Idealという。日本名はラッシュにするつもりでいた。ところが馬運車から降りてきた姿を見て、背筋がぞっとした。黒鹿毛に近くなんという美しさ、骨格・姿が素晴らしい馬だ。Idealという名前がつけられた意味がよく分かると思った。その場で、名前を変更した。この馬の所有者は14歳の少女で、長くこの馬とともにエンデュランスをしてきたそうだ。彼女を乗せてTevis Cupも2回完走しており、値段もかなり高額なので、昨年から候補となっていたが見合わせていた。しかし、今年は、初心者ライダーに優しい馬が必要だということを実感し、購入を決意した。何しろ、ジュニアーをTevis Cupで完走させている。人間には優しいが、仲間の馬との関係ははなはだよろしくない。馬同士の関係が、アイディールが来てからギクシャクしだした。アイディールの後からやってきた第4グループにも威嚇をしたり噛み付いたりするので、長らく、隔離生活を強いられている。いまだにランチの平和のために隔離している。タフで、初心者が乗るとスピードを出さず、安全な走り方をする。上級者が乗ると十分なスピードを出し、大きな変化が出る。
昨年の照月湖CEI☆☆☆160kmエンデュランス大会では、道産子のようなしぶとさを発揮。23時間かけて完走した。照月湖定例会に、初心者を乗せて4回の大会すべてに参加。完走。ライダーにとって、安心・信頼できる馬である。

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