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アラビアンホースたちの横顔
アズ Aztral Attrakshun
「何かチョーダイ」とねだり顔
到着時の疲れた雰囲気
緊張して馬運車から降りてくる
2005年の初心者の乗馬部員の資格取りのために、馬が疲れ傷ついてしまった。頭数を増やす必要が出てきた。今回は扱いやすい、セン馬中心にすることにした。2006年3月に到着した第3グループの中の1頭。葦毛のセン馬。葦毛といっても、アティナのような白馬ではなく、体毛も斑で、鬣、尾がグレー、つぶらな瞳が愛らしい。アメリカ出発前に風邪気味のため、予約しておいた飛行機に乗せられるかどうか微妙な状態だと連絡を受ける。獣医さんの前で咳をしなければ、搭乗させることができるだろうという。無事に出発したとの連絡が入る。成田到着後、馬運会社から熱があるようだとの連絡を受ける。飛行機の中で暴れたようで、額に怪我をしてきた。かなり神経質な馬のようだ。この馬は、購入前の検査時にオーナーが捕まえられないという出来事があったそうだ。引継ぎ事項として、兎に角捕まえるのが大変、馬房の中でも、お尻を向けて無口をつけさせない。一日の最初に騎乗するときは嫌がって鞍をつけさせない、アン・ホールですら騎乗するのが大変という伝達事項があった。放牧しておくと捕まえるのはいたって簡単だ。他の馬の様子を見ているらしい。しかし、鞍をつけて、蓮見がいざ騎乗しようとしたら、二本脚立ちになってしまった。片足しか鐙に入っていない蓮見は急いで騎乗姿勢を正し、アズはそのまま走り出す。このようなスタート模様がしばらく続き、今は、平穏な騎乗スタイルになっている。学習能力は高いようだ。
独立心が強く、基本的に1頭でいることが大好き。群れないという珍しい馬だ。小柄ながらスピードがあり、後ろでも落ち着いてついていくが、先頭に出ると、あっという間に2番手以降を引き離していく速さがある。ハル・ホールがほれ込んだ骨格のよさが、栄養が行き渡ってくると、立派な体格になってきた。いまだ、初心者が騎乗するには、難しい馬だ。ジュニアーの佐々木彩妃と相性がよいようで、照月湖定例会では安定した走りを見せている。

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