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アラビアンホースたちの横顔
バンディット Jesta Bandetto Bey
端正な顔立ちだ。バンディット(山賊)ではない
牧草地に放され大喜びのバンディット
第4グループは、2006年の3月末には日本に到着する予定だった。ところがユタ州でVS(Vesicular Stomatitis、水胞性口炎)の検査結果陽性反応が出たということで、出向地であるカリフォルニア州で60日間の検疫所生活を送らなければならなくなり、他の2頭もカリフォルニア州に足止めを食らった。ようやく六月の初めに成田に到着し、ランチ到着が六月の中旬だ。
写真を見てバンディット(山賊)という名前に決めていたが、馬運車から降りてきた馬は、黒鹿毛の凄みはあるが、端正な顔立ちで、バンディットという名前は気の毒かなと、考えこむ。
雰囲気は凄みがあるが、新参者として大人しく振舞い、初心者にとっても騎乗しやすい馬だ。この馬は、アメリカ代表チームの一員に選ばれていたのだが、なぜかオーナーが手放す気になり、日本へやってきた。騎乗しやすいと初心者が乗りまくり、何回もは行を繰り返し、昨年の照月湖CEI☆☆☆160kmエンデュランス大会は参加を見合わせた。は行の繰り返しに不思議に思い、騎乗の仕方を点検、足の踏み込みの大きさにライダーがついてゆけずに、腰を痛めさせる原因になっていたようだ。その後は、丁寧に配馬をし、下手なライダーを騎乗させないようにしている。

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